最終日。2、3日目と良かった天気もここにきてぐずぐずし始めました。なにやら旅立つ前にはなかった台風とかが誕生しているようです。そんなに急いで作らなくても。。。
ホテルで朝食ののち、金沢市街をもう少し見て帰ることに。 金沢城は前田利家が築いた城ってことだけど、その城下町が面白い形で今の街にも残ってるように感じます。石垣は立派に残ってますが、武士の住んでいた屋敷街、茶屋街なども残ってるし、街の中を歩くと、お城に向かっている道が上り坂であることや、城までの道が真っ直ぐでなくてかぎ状になっていたり(攻守の都合)、堀のように用水路が城を取り巻くようにめぐらされていることなど。今見ても、わあコレは攻めにくいなあって感じです。
その当時の一級武士が住まう区画武家屋敷跡がいまも残っているというので早速見にいってみました。土塀の茶が石畳の色といいアクセントになってて趣のある街です。昔の屋敷がいくつか公開されていたので見学してみたりもしました。江戸時代のお屋敷は色んなところで見慣れてましたが、野村家では小さいながらも立体的な庭園(マイクロ兼六園を思わせる)や茶室など面白い造りです。
この辺りで、中学高校生のグループが目立つようになってきました。うーん、修学旅行かな、遠足かなぁ、男子女子混合の5人ぐらいのグループがしおりを片手に街のあちこちを歩き回っててなんだかほほえましい♪
観光案内所で一休みしてると、地元のおじさんの一人が話しかけてきた。あいにくの雨ですね、と返すとこの天気が加賀らしい天気と答えてくれました。金沢は雨が多い街なのだそうです。
なんでも「弁当忘れても、傘忘れるな」という諺もあるらしい。ぐぐったらそんなスレもたってましたw
昔の地図をみると侍の屋敷はかなり大きな敷地を持っていたらしいが、廃藩置県のおりにかなり分断したらしいとのこと。土地を維持し続けるにはお金がかかるので皆売ってしまうそうだ。しかしその中でも大きな敷地を残している家もあって、おばあちゃんが一人暮らしで香の先生をやっているとか、そんな話を伺いました。
その後、ギヤマンが目立つ尾山神社(前田利家が呼び寄せたキリシタン大名と関係あるのかな?)を観光した後、昨夜侵入できなかった金沢城公園に向かう。ここは10年前までは金沢大学のキャンパスになっていたところで、今は五十間長屋などが復元され公園として開放されている。
五十間長屋は有料で拝観できるので、中を拝観した。家にしたい素晴らしい建物だが、昔は城攻めにあったときのための食料や武器の貯蔵庫として使用されていたとか。屋根瓦は鉛の板で出来ており、有事の際には溶かして鉄砲の弾にしたとか。それにしても大きいなぁ、今日も沢山あるいちゃった。
---
※長町武家屋敷跡
http://web3.incl.ne.jp/matsuura/central_nagamachi01.htm
※金沢城
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%B2%A2%E5%9F%8E