気が付くと2月終わってた。
いろんなことをやっているつもりなのだけれど、時間経つの早い。このままじゃあっという間に一年が過ぎてしまいそう。というわけで、何度か日記のネタに使っている主観時間の伸縮について考えてみる。
そもそも、人にとって時間は早く経つのがよいのか、長く感じられるのがよいのか。
人生を長く楽しみたいのなら、時間はゆっくり流れてほしい。とは思う。しかし、その時間をどう過ごしているかにも依るだろう。
深夜バスとか海外旅行の長距離フライトなど退屈なシーンでは、あっという間に過ぎ去ってほしい。
一方、イベント見て回ったり、観光地をめぐっている間はゆっくり時間が流れてほしい。
これまでの研究をおさらいしておこう。主観時間の長短感覚決定には、おおまかに二つの説がある。
(1)代謝が高いと長く感じ、低いと短く感じる。新しい体験や運動など、生命活動がフル回転している間はゆっくり流れて、ボーっとしてるときは早く流れるという説(子供は長く、大人は短く感じるというジャネーの法則もこちらに含める)
(2)時間感覚を意識しているときはゆっくり流れ、意識してないときは早く流れる。これは時計をちらちらみているときは時間感覚を持っており、何かに集中しているときは時間の流れを意識してないので早く流れる、という説。
この説を踏まえて、上にあげたケースでどっちの説で主観時間が変化しているかを考えてみると圧倒的に(2)であることに気付く。
退屈なシーンでは明らかに代謝や変化に乏しいが時間がゆっくり感じられ、忙しくしているときは早く感じられている。
つまり「時間感覚」の有無が支配的である、ということに。
ということは、忙しくしているときに「時間感覚」を保てば。あっという間に過ぎてしまうことなく楽しい出来事を過ごすことができる、のではないだろうか。いや、できる!(いや、それ集中できてないから)
そう考えると、緻密なタイムテーブルを組んで旅行を楽しむのは、楽しい時間を長く感じる、ということにおいては、結構優れたメソッドなのかもしれない。おもしろい映画を見てるときに、ちらちらと時計を眺めるようにすれば、長く楽しめ・・・ないか(笑)
さらに(1)の説も合わせ技にすれば、より主観時間をコントロールできるかもしれない。うーん、案外ポモドーロテクニックとか、こういう主観時間ハックの応用なのかもしれないなー。
話は変わって変わって。
いつの間にか人の脳細胞を使ったニューロコンピュータ(バイオコンピュータ)が実用化されて商品化されてたり、髪の毛よりも細かいナノマシンも実用化され臨床実験まできてる。どっちもかつては完全にSFの世界だったのに・・・。大規模言語モデルも触ってみて相当使えることが分かった。今はRAGをどう活用するかを考えるのが楽しい。ほぼ『スノウ・クラッシュ』に出てくるライブラリアンが実現できている。(※実際にChatGPTで一緒に推理小説を読みながら会話しながら謎解きを楽しむ、みたいなことができる!「エレガントチートで喋って!」とお願いすれば令嬢喋りしてくれるし)
あーなんか、時の流れを感じるなー。いつの時も変わってないのは人間ばかりか。
最後。主観時間ハック、割と実感できるものとして「毎日続ける」っていうのもある。
毎日スケッチブックに一枚絵を書いていたら、半年もすればすごいお絵描き量になってた!隙間時間を戦略的に使うことでいろんなことできるかもしれない(し、できないかもしんない(笑))
クロノスとカイロス。古代ギリシャの人もおんなじこと考えてたのかもねー
3月も頑張ります。