「インディジョーンズ・運命のダイヤル」を観る。前作は見てない。そもそもインディジョーンズシリーズを見るのも20年ぶりぐらいな気がする。
ずっと金ローとかレンタル視聴だったので、映画館でインディジョーンズ見るのも不思議な気分。どこかのコメントでこのシリーズはハリソン・フォードのリアルな年齢で撮るのがいい、と見た記憶もありいったい何歳なのだろうか。アクション大丈夫?と内心複雑な心境。が、しかし予想に反してしっかりインディジョーンズだった。手に汗握って映画を見るなんて久しぶりかも。前評判がいまいちだったり、厳しめの評価も多めだったが、ワクワクする作品だった。フィクションのシリーズでヒーローが歳を重ねる物語を見られるのはずいぶん贅沢だと感じるとともに、ちょっぴり寂しさも残る。
ハリウッドでストライキの話もあるけれど、そのうち生成AIが映画をつくるようになるだろう。有名なクリエイターの指向が疑似人格ライブラリ化されて、死後も作品をつくるようになるかもしれない。そういう世界ではもはや万人向けに作品が公開されることはなく、各個人の端末で、個人が好む作品をその場で生成し、楽しむ時代がやってくるかもしれない。人には物語が必要だ。
ただ、すでにクローズドな作品はパブリックなものを量的にはるかに超えて存在し「人が創作したもの」が好きな人の間で楽しまれておりそれが変わることはないのだろう。
原作付きのアニメは生成AIによって効率化されるだろうか。二期が絶望的な作品もアニメ化され得る未来が、そこにはあるかもしれない。