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No.81 本日は電気羊をいくつまで数えたか♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/11/26 (Sun) 18:47
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IMG_000081.jpg ( 90 KB ) by Upload 西洋の古い石造の建築物をそのまま利用した古色蒼然としたホテルに泊まりに来た。エントランス周辺の町は東西南北の文化が入り乱れ雑多に発展しそのまま衰退したような景観で、その中にそびえたつ古典的幾何学のようなホテルの主塔はまるで戦災で奇跡的に破壊を免れた建物、もしくは高度成長期の建築模型のようだった。

基部に入るとまるで迷路のような複雑な構造で、フロントで告げられた218号室を見つけられず地階とグランドフロアに広がる地域の街区と一体化した商施設兼廃墟をさまよう。海岸にそびえる堤防を打ち付ける波、階段を上がると緻密な模型艦船が機動する古い噴水池と遊園地の廃墟が目に入った。騒然としているがその実緻密に並べられたがらくたに興味を魅かれるも、218号室を探すべくエントランスに引き返す。その入り口の窓のないショーウィンドウに塗装もされていない工業白色のマネキン型アンドロイドがこれまだ工業白色の地面に置かれた巨大なフライパンとカブトガニなどの海産物を並べて口上を繰り返している。「いい感じに炙りあがっておるわい」かつてこの地でとれる海産物を炙って供することで財を成したという、このホテルの創始者一代目炙り屋の逸話を繰り返していた…。

という夢を見た。

というわけで『ブレードランナー2049』を観てきた。尺が長いということでいろいろと覚悟して行ったのだけれど結論としては時間のたつのも忘れて見入ってしまった。

前作『ブレードランナー』は著名人の好きな映画にも挙げられているというバックボーンもあって様々な考察もされているらしいが、このころは『E.T』や『ランボー』、邦画では『転校生』ぐらいが話題、SF映画だと『物体X』や『ファイヤーフォックス』『トロン』などが取り上げられていたように記憶している。当時はやりものをすぐにゲーム化していたマイコンゲーム界でもトロンなどはすぐにゲームになってたと記憶。では『ブレードランナー』の何がマニアに受けたのかというと大きくはそのガジェットにあるのではないかと思う。レプリカントとブレードランナーはいわずもがな、ブラスターやスピナー、フォークト=カンプフ・マシンなどハイテクと退廃が混沌とする未来都市像と一体となって"それまで誰も見たことがない"未来世界を映像化していた。

当時は輝かしい未来ユートピアの時代から、世紀末に向かって人類滅亡という社会的風潮が根底にあり、実際に人類滅亡後の荒廃した未来世界(例えば自由の女神の廃墟など)が描かれることもあったわけだが、荒廃した未来とハイテク(科学技術の想像を超えない範囲での伸長)が混然一体となった世界観が非常に新しかった。未来の技術は進歩しすぎていて今の人にはわからないというある意味手抜きの未来技術の手法から、地に足の着いた未来技術の表現が使われ始めた時代だったように思う。映画を製作する技術の進歩が大きくかかわっていることも無視できない。
こうした要素といくつかの間違いによってわかりにくくなってしまったストーリーと映画の雰囲気に若干そぐわないキャストが合わさり、ちょっと変わったものに価値を求める層に長く刺さる作品が誕生した。


NAME : 九竜☆くーるん   Firefox 57.0 / WinNT
TIME : 2017/11/26 (Sun) 18:47
2049だが、まず映像が美しい。これだけで何度も観たくなってしまう。そして新しいポリススピナーもガンディーニを感じさせるかっこよさがある。描かれる31年後の世界にはすでに現実のものではないかという技術とガジェットであふれている。そして、かつでブレードランナーに影響を受け、新たな刺激を求めてこの世界に訪れた人は、これはブレードランナーの続編であり、ポストブレードランナーではない、ということに気付く。しかし、その点を差し引いても2049には残るものがある。

ジョイはウォレス社の製品という設定になっている。劇中においては、レプリカントという技術では仮想現実を超え、現実に人間もどきを生み出しているのだから心や魂でさえも作り出すことに不思議はない。しかし、レプリカントは前述したとおり、2017年ではまだ飛躍した未来の技術であり、まだ観客はレプリカントに人間を投影している。しかし、ジョイの存在は(1982年ではなく)2017年においては想像の範囲を超えない範囲での延長に届くものになってきている。人工知能に関する作品は数あるが、ブレードランナーの2049年におけるジョイの存在があたらしく見せている概念はこの作品においてとても印象的だ。

1982年当時と違い、実際のロサンゼルスにも行ってブレードランナーの舞台がどんな場所だったのかを知り、ずいぶん見え方も違ってきているのかもしれない。郊外には砂漠が広がってて、ああ、空から見ても確かにあんな風景だったなぁなんて思うことしきりだ。ハリウッド通りにはあきらかに用法を間違えている日本語の書いてあるいかがわしいお店もあったりして、日本語多いよねとか、清掃機械の"Caution Keep Clear"の音声も聞き覚えのあるもので、地続き感が端ない。

とりあえずBDの発売が待ち遠しいなぁ。

 

 
No.80 本日は彼(か)をペネトレイターと識別♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/11/19 (Sun) 17:49
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IMG_000080.jpg ( 86 KB ) by Upload VR元年といわれた2016年から遅れること1年。我が家にもPSVRがやってきました。(ついでに買ったPS4Proに嵌ってゲームばかりしたりもしてますが)VRすごいですねー。とりあえず“ゆうなま”とかとやってみている訳ですが仮想現実への没入感がすごい。これは生まれてこの方数えるほどしか起こっていないちょっとした未来体験です。
首(視覚)だけじゃなくて体を動かしたいッ!という渇望が起こるのも無理はありません。そして魔王のムスメがカワイイ!動いてしゃべる等身大フィギュアとでもいえる現実にはあり得ない圧倒的な存在感。ナイロンみたいな素材でできているのかなーと思わず触れたくなっちゃいます。等身大だけじゃなくて巨大フィギュアにもなったり、「動け!ジャイアントロボッ!」ごっこもできてしまう。これ本当にすごいナ!

嗚呼、とかやっている間に気が付くと2017年も11月なんですね。信じられん…。

 

 
No.79 本日は『真・廃都物語』だなこれ♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/10/01 (Sun) 23:34
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IMG_000079.jpg ( 182 KB ) by Upload 飲み歩いたり映画観たりホテルで焼肉食べたりしてるので全然慣れないPainter2018。手習いにと昔のネームを引っ張り出して落書き。リアルでは引きこもりの女の子が夢の世界で思いのままやりたいように熱血発散するお話です。

そういえば先日観た『スパイダーマン-ホームカミング-』は事前に思ってたのと違った意味で面白かった。笑いが小気味いいっていうのもあるけれど、中二病的な男の子が必死にヒーローしているお話を久しぶりに見たような気がする。昔の日本のアニメの影響もあるんだろうけど、懐かしいというか痛快。個人的には超面白かった。こういうの日本的だなぁと思ったけど、思えば今の日本ではあまり見かけなくなったモノのような気がします。続編もできるかも…みたいなので今から楽しみ。

 

 
No.78 本日はイパネマの娘♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/10/01 (Sun) 23:03
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IMG_000078.jpg ( 38 KB ) by Upload 何故なのかこのシーズンはいろいろな人からお呼びがかかってしまう。お出かけ自体嫌いではないけれどちょっと忙しい。せっかく新調したサイクルジャージの出番がなくなっちゃいます。
というわけで先日はジャズライブハウスというかジャズバーに行ってきました。カクテルを片手にライブを眺めるのってちょっと特別な感じ。ライブハウスといってもカウンターとテーブルにせいぜい十数名ぐらいの世界で、文字通り間近での演奏だ。あまり詳しくないが、ドラムやパーカッションはなく、ピアノとソプラノサックスとボーカルだけの時に物悲しく時にラテンな音楽でちょっといい気分。隣のテーブルで若い衆を連れた親分が派手に何本もドンペリをあけていたのがちょっと気になってしまったが。

怖い怖い、夜の町は。

 

 
No.77 本日は新中洲重工♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/09/18 (Mon) 23:13
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IMG_000077.jpg ( 59 KB ) by Upload Painter2018乗り換え中。時折スコッと落ちちゃう7をずっと使い続けてきたけれど将来的に動作環境が心配なのでこの辺で乗り換えてみることに。Painter使っているといいつつもほとんどブラシを使っていない私。2018ではぬるぬる動くようになったブラシたちだが、いまいち使い勝手がわからない。試行錯誤。
 

 
No.76 本日の生存!本能♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/08/20 (Sun) 01:33
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IMG_000076.jpg ( 75 KB ) by Upload 『生存本能ヴァルキュリア』今のところデレステで一番好きな曲です。そもそも音ゲーなんてほとんどやったことなかったわけだけれど、好きな曲も多いし音楽を聴いているつもりで暇つぶし程度にやっている感じ。大体10か月ぐらいですがいまだランクA(もうすぐS…かな)。モデリングも素晴らしくMVを眺めているだけでもうっとり。無料でこんなゲームができるなんて素敵な世の中です(早くPSVRを入手しなければ…)。
巷ではスプラトゥーン2やDQ11とかも流行っているみたい(復活の呪文が使えるとか懐かしい)だけどPS4もSwitchも持ってないん。そもそもゲームをする時間がない…というか開いている時間をゲームには費やさなくなった、というのが正しいかも。そもそもとてもハマりやすい性格だし。(気がつかずに朝から晩までゲームしてしまう)

ゲームといえば今期アニメ『ゲーマーズ!』。金髪少女への憧れは日本の男の子に普遍的なものなのだろうか。目まぐるしくすれ違う人間関係がまず楽しい。一癖も二癖もありそうなゲーム部の先輩たちは活躍の機会があるのだろうか…。『NEW GAME!!』も無事に二期を迎える。ゲーム会社の中の人たちがこんなだったら楽しいのだが、というかうちの職場がこんなだったら楽しい…。徹夜は確かにしんどいけど、昔はこういうノリでやってたこともあってちょっと懐かしい(いろいろと灰…ハイになってくるし)。『異世界はスマートフォンとともに。』挿絵が兎塚 エイジさんということもあってゼロ魔のような絵面かと思っていたが違ってた。ご都合主義ここに極まるといった趣で、これはこれですがすがしい…ありそうでなかったのかもしれず。『ボールルームへようこそ』これは!やりたくなるやつやん!というわけでこれを見ると社交ダンスやりたくなる奴です。アツい展開も面白い。

しかし、Steamとか眺めてるとほんとーにゲームって沢山あるよね!ブロック崩しとインベーダーしかなかった時代が本当に信じられなくなるデス…。ハンドルを回すアナログのレースゲームなんてものもあったのだが…

と思わず感傷に浸ってしまう。夏ですね。

 

 
No.75 本日の逆行の夏への扉♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/08/16 (Wed) 19:05
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IMG_000075.jpg ( 72 KB ) by Upload 本を置いておく場所もないくせについつい足蹴しく本屋さんに通ってしまう私。習性とはかくも恐ろしきものである。ファッション誌を眺めるついでに足を止めましたという体で、模型雑誌やSFマガジンなどの今月号をチェックするのだけれど、あれ?最近何だかSFマガジンってなかなか刊行されませんねぇーひょっとして『収穫加速の法則』ごとく年とともに加速する一方だった体感時間縮退がようやくサチってきたのかなー…なーんて能天気なことを思ってましたが…なぁーんと!?SFマガジンは隔月刊になってましたッ!!!!!!!!ううう、しかも2015年からかよ2年半もの間全く気付かなかった私…orz…なにしてたんだ私。
とゆーわけで、最近の体感時間はかつてのほぼ2倍にまでなっとることが図らずも実証されてしまった。

実証、といえば先々月、"感想を語りあいたいからすぐ『メッセージ』見て!"といわれ"感想忘れそうだからそろそろ来て!"と焼肉を食べながら映画の感想を語る。SF好きそうな人が近くにいない!ので、というのがその理由だったらしい。私、SF好きそうか?
私たちは冒頭のシーンが過去なのか未来なのか?はたまたあえてミスリード効果なのかとか、随所に様々なSFのオマージュが!とか、てっきり時間軸を超えて過去改編する話になっちゃったのか?この尺で風呂敷たためるのか心配した!など好き放題話していたのだが、どういう流れか「けものフレンズ見てますよね?」という話に。見てるけど見てないよ!ミステリマガジンでも"けものフレンズ"はミステリーであるッ!なーんて取り上げられてて、フレンズという存在自体が確かにセンスオブワンダーではあるけれど。

と思わず感傷に浸ってしまう。夏ですね。

 

 
No.74 本日は妖精を見るには 妖精の目がいる♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/08/16 (Wed) 12:59
BROWSER : Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64; rv:55.0) Gecko/20100101 Firefox/55.0
    
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IMG_000074.jpg ( 110 KB ) by Upload ななかまどP(ID:122790329)です。サーバ引っ越ししてみましたが、cgiでの書き込みがうまくいかず、とりあえずリードオンリーで公開。暫くは旧アドレスで書き込みしてこっちはミラーという運用で。

世間は夏休みで夏真っ盛り、という割には曇天と雨天が続いていて今一つスカッとしません。どうしてもコモりがちになってしまうのはやむなしですね。子供のころこの時期というとTVでは連日連夜の様に戦争ドキュメンタリーが放送されていたものですが、最近はそうでもないか(当時の土地柄というのもあったかもしれませんが)。

戦前の体制を批判する声もあるけれど、日本全体が大東亜で盛り上がっていたこともあり、戦争反対だった人も多くいたわけで、どっちかというと人に(正義とばかりに)自分の考えを押し付けるような、そういう風潮がよくなかったのだと子供心に思うのであります。(むしろ活動家のほうが戦前の軍人のように見える…)
今はブラック企業という言葉もあるけれど、ちょっと前まではサービス残業なんて当たり前だったのに。そういう変化は戦前後の日本と似てるなぁとは思ったりもしたりしなかったり。

そんな流れで発売当時1話しか見ていなかった『OVAパトレーバー』のBD全話を購入して視聴してみる。AXIAのCMは入っていなかったが、懐かしい…というより色褪せない面白さだですねこれ。劇場版で所見の香貫花ですが、こういう入り方だったのか…というか想像通り…しのぶさんもかっこいいなあ…。

と思わず感傷に浸ってしまう。夏ですね。

 

 
No.73 本日は超天才ハッカー少女の憂鬱♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/06/04 (Sun) 17:12
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IMG_000073.jpg ( 54 KB ) by Upload かつてコンピュータが万能な時代があった。実際には万能ではなくて、何かすごいことができるらしいがどうやって使ったらいいのか分かんねぇ・・・と思われていた時代。

その時代、コンピュータ使いがちょっとした超能力者のように描かれた。たとえば、迫りくる未知なる脅威を前にしてなすすべもないパーティ「くそう、俺たちの武器じゃ歯が立たない」。そんな時「ちょっとまって、コンピュータで調べてみる」キーボートを叩き光の明滅を読み取って「分かったわ!あの目のような模様が弱点よッ!」などというように。今思うと、きっとあのコンピュータ使いは"○×怪獣 弱点 …検索っと"などとやっていたに違いない。

今日思うところの超天才ハッカーは、決してノイマン型アーキテクチャや通信網について精通しているというわけではなく、インタフェースを有する機械全般に対して野生の感を持ち、その隙を突くことができるというものだ。
自販機や券売機はもとより端末の繋がるすべての機械やシステムの裏をかき、あらゆる場所にアクセス可能となる。もちろんそのための七つ道具的なソフトやハードもたんまりと。

データベースに侵入し自身の情報を書き換え、高輪の高級マンションに一人で住まう謎の少女。世界中の諜報機関の情報網にアクセスし、侵入不可能なあり得ない場所にサインだけ残し、諜報員たちが血眼になってその存在を探し続けているという伝説。

「昭和のアニメじゃないんだからさ。今すぐってわけにはいかないんだよね。それなりに準備もいるし…ほい、あんたの携帯のパスね」

 

 
No.72 本日はあるいはアカシック白猫♪
NAME : 九竜☆くーるん / TIME : 2017/06/04 (Sun) 11:35
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IMG_000072.jpg ( 69 KB ) by Upload アカシックレコードは世界記憶ともいわれるいわゆる宇宙の創始からのすべての事象を記録するとされるもので、しばしば千里眼などの超能力原理にも引き出される想定科学である。つまるところ想定科学=設定なのであり設定厨乙なのだ。科学史に名を残す有名人たちも設定厨、ただ全能なる設定厨か無能なる設定厨かという違いもあるが。

アカシックレコードに過去現在だけでなく未来をも含む、とする設定においては"未来視"という超能力もこの範疇に含まれる。過去現在未来全世界のあらゆる情報にアクセス可能な超能力をもつ人物とくれば国家の陰謀や精神世界界隈の秘密結社に巻き込まれる物語ということになるのだろうけど、少し話をすすめてみると想定可能な未来というパラドックスを描く必要があることに気付く。
アカシックレコードへのアクセスを可能とするスパコンAIが誕生したとしよう。そのAIは仮にWillを持つと想定するとWillに向けて未来を操作することが可能になるのだが、その行動自体もアカシックレコードに刻まれている事象なわけだ。いわゆるタイムマシンのパラドックスとなり、次は無限に分岐する多元宇宙のご登場。スパコンAIは無数の分岐から最適なルートを選択しようとする。だがルートは理論的には時間の最小単位ごとに無限(正確には宇宙そのものの要素数の組み合わせ数分)に分岐するわけで、初手が何手先で詰みになるか、というのは何手先までを読むかという深さとの関係を持つことになる。先読みしてる間にも刻々と時間は進むので、読んで判断する間のほんのわずかの時間は絶対的になくならない。すなわち未来を知り未来を操作すること自体は不可能、はい論破。

という前提を知るものは、未来を知り未来をある程度操作することは可能となるかもしれないが、独占的に行うことが重要である、という設定に至る。ここで陰謀論のご登場…。

という妄想の日々です。

 


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