お絵かきチャット。『マブラブ』も二十年前の作品になってしまった。私もお絵かきをちょうどデジタルに移行していた時期。当時「絵柄が古いですね」といわれ、マブラブをみて、今(00年代)はこんなのがトレンドなのかー、などと思っていた頃です。今また、こんな絵をお絵かきチャットで描いてると、「絵柄が古いですね」といわれますね・・・(^^;)。なんとなく肌感覚では、流行りの絵柄っていうのは大体10年ぐらいで変っていってるよーだけれど、これってアニメのヒットによって移り変わりが起こってるんじゃないでしょうかー。
原作、キャラデザ、絵描きさんにはそれぞれ個性があり、ヒット作はその他の絵描きさんがフォローしていく(展開や二次創作的な意味でも)ので、趨勢が変っていくんではないかと。いずれにしても絵のトレンドは変化していくわけで、絵を描く人たちの間では自分の絵柄の完成と、新しい魅力の表現との間で激しく葛藤が起きているんではなかろうかー、と想像してしまいます。
10年ぐらいすると絵を描くのをやめてたり、あるいは絵柄が完成してたり・・・おっと、他人事じゃないよねw
ゲームやVのモノとかもあるけれど、このトレンドでは今もアニメがメインストリーム。デジタルになってグラデーションになったり3Dもかなり自然にトゥーンしたりと進化もしてきているが、キャラデザや原画、動画の魅力が占める割合はやはり大きい。あまり中の人を意識しない私だけれど、印象に残るシーンはその筋では有名なヒトか、そのうち有名になっていく人だったりするので、実感ある。これにシナリオ、設定、小物、色彩構成、美術、歌や音楽や効果や声優の演技、などが加わった総合芸術であり、オーディエンスや展開も含めていつまでも眺めていられる、最も刺激的な娯楽であり、これを越えるものを私は知らない。(※あくまで個人の感想です)
昨今の機械学習ブームを眺めてるとそのうちキャラデザも機械がやってしまう時代が来るかもしれない。学習モデルごとに個性付けを行ってヒットメーカー足りえる存在になるかもしれないし、すでに亡くなってしまった人物の作品を学習することで(創作部分の)人格構造体を復元し、絶筆となった作品の続きを目にすることが出来る時代もやってくるかもしれない。
そんな時代になってしまっても、流行りの絵柄(ファッションと言ってもいいのではないか)っていうのはやはり結局人々の間でつくられていくのだと思うと、そんな未来も悪くない。。。