お茶とお菓子を期待する素敵な駄メイドさん。最近のアニメに出てくる食べ物はどれも美味しそう。異世界や悪役令嬢とならびメシウマもの・お世話ものもジャンルか。『デキる猫は今日も憂鬱』の諭吉とか最高過ぎる。朝ごはんもお弁当も夕食もどれこもれも美味しそう。あとお部屋も素敵。
作中の福澤幸来さんもお仕事に疲れた単身者。諭吉が来る前は彼女も汚部屋の住人だった。毎日毎日家に帰って寝るだけの生活が続くとどうしても部屋が荒れる。現代人の誰しもが(かならず?)通過する汚部屋はどうして起こってしまうだろうか。
かくいう私の部屋もかつては荒れていた。さすがにゴミは散乱してなかったが、購入した本やDVDや服やバッグなども机の上だけじゃなくてソファやベットや床の上に積み重ねられてた。今思うと、耐え難い。実家を出た頃は、ホテルの部屋のように片付いた場所でのおしゃれな生活を夢見ていたのだが、どうしてこうなるのか。
原因はいろいろ。私の場合は「いまはまだ仮の生活。そのうちお金をためて夢見る生活を始める」「欲しいと思ったときに欲しいものは買ってしまおう。時間ができたらゆっくり楽しもう」などという”そのうち本気出す意識”が最たるものだった。また、お仕事が忙しくなると当然家で過ごす時間も短い。そもそも生活に思考が向かない。沢山のモノに囲まれているとコトに思考が向かない。
だが、”そのうち”というタイミングは何時まで経ってもやってこなかった。大切なことは”そのうち・いつかは”という不確かな未来よりも、目の前にある今を、毎日を、丁寧に積み重ねること、なのだと認識を変えた。以来、モノを整理・一掃し、床や家具の上にモノを積み重ねる生活から脱却。今では部屋の中の床の7割が広々と広がる生活に幸せを感じる。少しづつインテリアをいじってゆくのも楽しい。
お仕事に疲れるのはやむをえない面もあるだろう、しかし、お仕事も含めて毎日を丁寧に過ごしていきたい。今年も。