Deicide

八百万の神々という言葉もあるように日本は沢山の神がいる国である。
大神が天孫降臨して平定してしまったのかもしれないが、その昔はあちこちに荒ぶる神がいたに違いない。
また、大陸との交流のなかで大陸から外の神がやってきたこともあっただろう。倭の国に害を成すものはことごとく平伏されたわけだが、中には船に乗り海を渡ってくる途中で沈んでしまったものもあったのではなかろうか。
そして、深海に没した荒ぶる神が時を経て現代日本の海岸に漂着する。

夏休みデビュー。クラスでは目立たなかった気弱な一人の少年が夏休み明けにがらりと雰囲気が変わり勉強やスポーツで目立つ存在に代わる。これを面白く思わない不良グループに目を付けられ放課後呼び出されるが逆に不良たちをノシてしまう。その日から不良グループのリーダーにとって代わりやがて学園を暴力的なカリスマで支配するようになる。その力は学園にとどまらず、やがて町の始末屋との揉め事に始まり暴力団との抗争を経て町全体へと影響するようになった。閉塞する地方の小さな町は異様な雰囲気に包まれていた。

そんな学園に季節外れの転校生。目つきの鋭い美少女といってもいい外見とは裏腹に、ろくに授業も受けずにネコを伴って勝手に校内をうろつく自由すぎる不良少女だった。寄ってくる不良たちを体術で掃除しつつ、すでにその存在自体がタブーとなりつつあった少年を探す少女。斃した不良たちを懐柔し手下とした少女と少年のグループによって学園は二分される。高まる緊張ののち、河川敷で始まる大乱闘。高みの見物を決め込んでいた少女の前にようやく姿を現す少年。始まる一騎打ち。そしてついに少女が少年に一発ぶち込んだときにそれは起こった

乱闘は介入した警官をも巻き込み複数の死傷者を出す事件となる。しかし少年による町の支配は依然と続いており、少年を支援すると称して接近する人物やそれを追う勢力が次々と現れ事態は思わぬ方向に進展してゆく…という妄想

転校生っていうのは伝奇バイオレンスの鉄板なので一度はやってみたいですね。
ちょっと間があいちゃいましたが気が付くと5月ですか。絵は描いてるんだけどいつも文を書く時間がなくなって滞っちゃいますブログの更新。

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