Vanishing Point

ジェットラグとっくに治っているはずなのに昼間突然眠くなる。
練習b202c01
リィルミガンで手に入れたアーティファクトを金に換えて手に入れたエスバーダをミラノでレストアした少女はアメリカに渡り、シカゴで大富豪を挑発してマジックミサイルの賭けの舞台に乗せることに成功する。
4年ぶりに開催されることとなったマジックミサイル。非合法ながらマジックミサイルではレースの勝敗についての賭博も盛んに行われている。富裕層の探索者が所有する希少なアーティファクトや人類史上レアな第四種物品なども極稀に賭けの対象としてやり取りされることもある。リィルミガンの少女はクローズドブック(閉じた書)の断章をかけてキャルバルディとのレースに挑むこととなった。

ボーナスの時期だから、なのかちょっと街に出ると人の多さに参ってしまう。人々の服装ももこもこふわふわーってなってて駅とか電車とかがヤバイ。だからといって休みの日に外出しないのも耐えられない。
映画も観に行く。ガールズ&パンツァーと007。継続高校がかっこよすぎたのでBT42でも買ってみようかと思ったのだけれどamazonでは2016年4月入庫予定とか一体どーなっているわけ?

“ダヴィンチ・コード”が飛行機の中で視聴途中になってしまっていたのでDVDを買ってくる。一枚なら1500円近くするのだが三枚まとめて買うと3000円とか、まとめて買わないと損ということで300(スリーハンドレット)とバニシングポイントもあわせてみた。
バニシングポイント、いわゆるアメリカン・ニューシネマといわれる映画だが、これまで私はこの手の映画にのめり込めないでいた。広大なアメリカを舞台に特にSFでもなくストーリーもなく淡々と進んでゆくタイプの映画。しかし、今回この映画をとても新鮮に見ている自分に気付く。
実はその前日にタランティーノのデス・プルーフも観直していた。数年前にカーアクションとチアの女の子に魅かれてDVDを買ったのだが、やはりのめり込めないでいた。しかし、今回とても面白く感じている自分に気付いた。

その変化はどうやら今回のロサンゼルス旅行にあるようだ。

自分自身ではあまり自覚していなかったが今回の旅行で強烈にアメリカンカルチャーの洗礼を受けてしまったらしい。ダウンタウンのような都会ならまだしも、郊外の西部劇にでも出てくるような田舎で現地の人に混じりながらタコスやハンバーガーやアジア料理を食ったりしたことが堪えていえる。リアルにポールバーの店があったりバス待ち中にヤクの売人が声をかけてきたりLAPDのお世話になったりするうちに。

西海岸はとにかく大地が広大で、待ちでは地区ごとに住んでいる人が違うとか移動するたびに緊張が絶えない。そのくせおせっかいな人もいたり親切な人もいる。また、社会のシステム(就職して仕事して生活するとか)からドロップアウトして全然別の世界に生きているような人たち(貧困層)も結構いる。まさに人種の坩堝みたいな世界だ。道路や建物は粗雑なくせに豪華なところはとことん豪華だし酷いところはとことん酷い。良くも悪くも自由な国、そんな人たちを見ていると、自分の持っていた人生観や価値観とかが揺らいできた。

さて、ロスでの休日ではNBAを観に行ったりもした。ステイプルズセンターをホームにしているロサンゼルス・クリッパーズ。もちろんNBAとか詳しくはないのだけれどプロのバスケの試合を見れるというので楽しんできた。ゲームも楽しかったが、タイムの間にチアがダンスを疲労したりジュニアがアクロバットを見せてくれたりとゲーム以外のショーもあってすごく楽しかった。なんといってもリアルでチアのダンス(華があるなぁ)を見れたというのがカルチャーショックだろう。折りしもパリでのテロ翌日ということもありものものしい感じではあったが。

—–
練習b204a(*1)プリムス・ロードランナー。440立方インチ・エンジンである“シックス・パック”搭載。GTXと同様のエア・スクープ付ボンネットを採用。正にアメリカンマッスルカーを体現する一台。

(*2)ランボルギーニ・エスパーダ。スーパーカー全盛期それほど人気があったわけではないがマルチェロ・ガンディーニによるデザインは半世紀を経た今でも色あせることはない。完全4シーターのスーパーグランツーリスモ。ミウラと同じV12を搭載し350馬力を絞り出す。高級ソファを詰め込んだかのようなコックピットがラグジュアリー。車高がロードランナーの半分近くしかない。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください