ジャスームから来た少女

IMG_0007342月に入ってここのとこ急に寒くなってきました。
年末はいろいろと忙しいので、コタツとかを出しながら大掃除なんかを済ませちゃいます。

そんな合間に去年の日記をパラパラとめくっていると、火星の幻兵団『魔王の帰還編』とかちょうどそんなのを妄想していた頃。。。まったく一年過ぎるのって、どんだけですか。

この(仮称”火星シリーズ”の)世界はこのサイトのARTOONのページにもあるように、某漫画やその作品がリスペクトした某パルプ小説(およびその類型)に対するオマージュ、というより二次創作といったものだけれど、実はそれほど昔の作品に詳しいわけでもなくて、むしろそれら昔の数多のSF作品がかもし出す雰囲気・世界観みたいなもの、およびそれを取り巻くグルーヴを感じて、あの懐かしいSF世界を妄想してみよう的な動機から生まれてます。TRPGをデザインするのに近い感覚かもしれません。

そんな事を思い出しながら昔のキャラをリメイク。物語の舞台は火星共通語でバルスームと呼ばれる火星。太陽系最大といわれるオリンポス火山のカルデラには火星古代王朝期から残された宇宙港が存在していて、今も活用されている。(オリンポス山頂はその標高ゆえに宇宙空間に近く、天然の軌道エレベーターといえる。山頂までは超伝導ケーブルカーが整備されている。山頂の発着場は宙から眺めるとナスカの地上絵みたいな模様になっている、という設定)
ジャスルーム(地球)発の定期便から降り立つ小柄な少女セイレイ・イマルマ。彼女はタンデムクルーザーとよばれる魔法宇宙艇の天才技師であり、火星の古代墳墓に眠る古の紋障を研究するためにやってきたが、その折、別の宇宙から帰還してきた主人公と英雄タンホイザーとの争いに巻き込まれてしまい、主人公と行動をともにすることになる。根っからの技術者である彼女は、悪の天才科学者である主人公とその手の話では意気投合し、ここに太陽系最速の宇宙艇ミレニアム号が誕生する。

太陽系メインベルトを舞台にした違法レースで英雄タンホイザーのジステンバー号と正体を隠したミレニアム号が一騎打ちするエピソードはGunSmith Catsのカーチェイスみたいな感じで。

・・・みたいな妄想は捨て置くとし、火星にはなかなか魅力的な地形が多い。こちらも太陽系最大といわれるマリネリス峡谷をはじめ、砂漠の大地と、万年氷塊に覆われる極冠。あとシルチス(運河みたいに見える黒い模様の部分)。あちらの太陽系ではシルチスは黒い流砂で覆われる砂の海という設定。
メインベルトは火星と木星の間に存在する小惑星帯で、あちらの太陽系では局地的に小惑星(とデブリ)が密集するクラスタも存在する。デブリは太陽系古代文明期のもの。

こんなお話、今はきっと流行らないでしょうね(^-^)

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