えーとえーと、タイトルと本文は関係ありません。きっと狭くて読み辛いだろうから冒頭は意味のない文章で。何度かひっこしテイル借家住まいのわたしですが、なぜか高確率で窓のすぐ外に果物が生る木があったりします。以前は柑橘系や柿でしたが今のところはイチジク。日に日に実が大きくなってそのうち食べられそう。きっと子供たちがちぎって食べちゃうんだろうなあ。
そういえばそのうち金木犀のいい香りがしてくる季節ですね。春とならんで過ごしやすいこの時期は一年のうちでも結構すきすきな季節だったりしします。
というわけで、先日日記ネタになってた"【ちっちゃい甲冑】大事な所も守れないヨロイなんて時と場合によっては便利なんだから!【騎士少女】"のお話を妄想してみました。
舞台は剣と魔法のファンタジーな世界。超絶ごっついけどひねくれものな魔法使いの大男と、そのパートナーであるちっちゃい甲冑騎士少女のラブラブな日常です。男が呪文を唱える時間を少女が自分の身長以上もある大剣を振り回して稼ぐとか、献身的でひたむきでいつでも元気で子犬みたいな彼女が邪険にされながらも大男に付き従うとかそんなまんまゼロの使い魔の逆パターンなお話(ただし18禁w)。
ってだけではひねりがない!というわけで、そのファンタジーな世界はゲームの中ということにします。それは遙かな未来における仮想現実世界でのゲーム。プレイヤーはフルダイブといわれる己の五感をすべて電脳世界に埋没させてこれらのゲームを楽しみます。未来のバーチャルゲームでは、プレイ中には現実世界の記憶がマスクされていて、ゲーム世界の中で文字通り生きてゆくことが出来る。もちろんゲームをしている、という認識はちゃんとあって危険もなくて文字通り何もかも忘れて楽しむ!というのがこの時代のゲームのあり方なのだ。
プレイヤーはゲームを始めるにあたって自分の趣向に合わせてアバターという自身の分身を作ってフルダイブする。プレイ時間はゲームによってさまざまだけれど、時には何年もかかるものもある。では未来の世界はヒキコモリマンセー?かというとそうでもない。
"胡蝶夢"というシステムがそれを可能にする。フルダイブされている間、そこは現実世界の時間の流れとは完全に切り離されておりゲームで何年も経っていざ現実に戻ってみるとほんの数分の出来事だった、というわけ。ゲーム中にリアルメモリーをマスクする仕組みはゲームを楽しむためでもあり、ゲームと現実を分離するためでもある。
ゲームといってもプレイ中はそれが現実となり、プレイヤー同士のコミュニティ、さらには恋愛も楽しみのひとつ。このお話の舞台となるアルテミスファンタジーという18禁ゲームは恋愛だけでなくヴァーチャルでリアルな性交渉機能がウリのひとつにもなっていたりする。
お話のテーマは恋愛なんだけれど、自分自身のリアルの素性も知らないままでゲームの中でする恋愛ってどんなんだろうーと思っているうちに妄想が広がってしまいました。ひょっとすると性別を詐称しているかもしれない、年齢差がすごくあるのかもしれない、いやいや実は兄妹かもしれない、現実の世界ではアンモラルなのかもしれないがそんなことを知るすべもなくゲームを続ける二人。
魔法使いの"名無し"は攻撃的な性格で協調性もなく目的のためには手段を選ばないプレイヤーとして周囲のコミュニティから嫌われている。また、自らをゲームシステムから切り離された存在と称しライフゲージがなくなってもゲームオーバーしない不死の存在である、などと割とイタい男。周囲はそのさまをチートと批判し常に孤立していた。
騎士であるアリスは数々のミッションをクリアしパーティ戦でしかクリア出来ない高難度のクエストを成功に導いたリーダーとして敬愛を受け、聖騎士という称号を頂くゲーム稼動当初からの最古残組だ。仲間の信頼も厚く、ギルドのまとめ役についていたこともある。
その彼女が名無しと出会い、それまでの仲間や富や名声をすべて捨てて、残りのプレイ時間のすべてを名無しに捧げることにする、というお話。つまりLoveです。