アキバネオンテトラ。

「オマエ!夏は好きか!?私はキライだ!その、あっ暑いからな!…あ、あんまりくっつけないじゃないかっ!…いやそういう意味じゃないぞ断じて」

東京アクアリウムと呼ばれる閉鎖空間に取り残された少女音音(ネオン)。そこでは毎日イベントが開催される毎日が真夏の日曜日の世界だった。

a894aa.jpg
…とか、東京旅行の間はそんな妄想に浸ってました。

神田の本屋街と並んで東京に夢見る世界、それが秋葉原でした。マイコン雑誌の広告には必ず秋葉原のお店の広告が載っていたし最新式の電化製品が町中に並ぶそんな夢のような場所があることはなんとなく知ってたし。
純粋に怪しい電気街だったころからここには何度も足を運んでいるけど本当に一年中お祭りをやっているような不思議なムードがここにはある(ような気がする)、あと欲しいものはほとんどココにあるし。

秋葉に限らず駅近郊の再開発が進み超高層複合型商業施設が流行ってんのかわかんないけど綺麗でこじゃれたショップもキライじゃない。新しくて便利なものには素直にわくわくするわたし。
郊外のメガショッピングモールも建物の中に町をそっくり入れ込むというその感覚にくらくらしちゃうけどやっぱり鉄道とかそんな公共交通機関を飲み込む建造物のスケールとデザインには言葉もないしちっぴり神への冒涜というか背徳的な感じ。

屋上はこっちだ!助手!!

そういえば8/14(日)を最後にラジオ会館が取り壊しになるということで最終日にラジオ会館に行って来た。12日から「ラジオ会館 大納涼祭」ということで簡単なカフェを用意して一般開放してたのだ。
110814_115913.jpg
アキハバラデパートには行った記憶も無かったけれど、ラジ館は駅に着くとまず最初に立ち寄るお店だったのでちょっぴりセンチメンタル。各フロアはすでにすっからかんになっててちょっと廃墟っぽい。
110814_161054.jpgK-BOOKSとかコトブキヤとかアソンショップとかボークスとか机の周りを見回してもここで買ったものが結構多いような気も。144のモデムもここで買ったかも。欲しいものが結構コンパクトに纏まってて、最初に見てまわり最後にここで買い物して返るパターンも便利だった、とか走馬灯(笑)
フィギュアや同人の進出に伴い一部内部の店舗もめまぐるしく模様替えがあったが、床だけになったフロアを眺めてはそんな思い出に浸ってしまう。年寄りみたい…。ここにあったNECパソコンの専門店はどこに行ってしまったんだろう。
110814_160833.jpg(そのまま残されてるポスターがシュール。この辺りは18禁同人誌棚が並んでいた辺りかな)

ある意味衝撃的だったXBOX360『STEINS;GATE』の舞台にもなってて踊場のある階段が二重に懐かしい。今回は入ったことも無い最上階フロアや屋上にもいけたため、あのシーンの舞台を見ることができた。わわーッ!すごいすごい!!と思わずはしゃぎたくなる気持ちを必死に抑えるわたしの傍で「ここあのシーンの場所だよー!すっごーい!」と声に出してはしゃげる君たちが憎い…フゥハーハ!中二病万歳!!ちなみにウチでは受信できないが今放映中のアニメ『STEINS;GATE』のおかげで職場の人にも難なく中二病(主に邪気眼)の概念が伝わるので便利だ。

ちょっと話は変わるけれど、昔、毎年のように同じリゾート地に旅行に行って休暇を過すって概念がよく理解できなかった。折角お金を出して旅行に行くのだから今まで行ったことのない場所に行った方が得なんじゃないのなかーって思ってたなんかこうカルマ的に。でも、今はちょっとその感覚が分るような気がする。
定期的に同じ場所に行ってある程度期間過すとそこに”居場所”のような概念が生まれるのだと思う。そして”そこに居るはずの自分”の時間はそこに居る間だけ流れていて、居ない間時間が止まっていると認識しているようだ。なので、バカンスなどでいつものリゾート地に行くと”停まっていた時間”が流れ出していつも生活している自分とは違う自分がそこに”在る”。大げさかもしれないがちょっとした臨死体験のようでリフレッシュ効果も大きい。同じ場所で過すバカンスにはそういう効果があるなーというのが今の実感だったりする。

車窓から見える見たことも無い景色に憧れがあって、わりと日本全国旅して回っているのだけれど同じ場所に繰り返し訪れるっていうのも結構楽しいかも!!んもー人生って短いよね本当に!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください