いつか来た路
古在ユキさん少女時代。指にくるくるーっと絡ませた曲っけのヘアスタイルがお気に入りだったりします。
自信に満ち溢れ自分大好きでコンプレックスというものが一切ありません。
過日のお話。
すっごく綺麗なんで一度ぐらいは見においでよーっ!ってお誘いをうけて『憧憬の路』というイベントを見るために里帰りしてきました。
このイベント、確か子供の頃はなかったのだけれど夜会としてのお月見会をきっかけにここ数年のうちに始まった街の催しだったりします。
“竹筒にいれたろうそくを灯し江戸時代から続く街並みをライトアップする催し”とのことで今年10周年とか。ここはもともと21世紀とは思えない暗い田舎町ということもあり、無数の竹筒に灯る蝋燭の灯りがゆらゆらとゆらめくさまは幻想的です。絵にもなる、ということで写真の題材にとそれなりに人も集まるイベントになりつつあるみたい。
あわせてこの町がアニメ『たまゆら』の舞台になっていることもあって、聖地巡礼に訪れている人も多いようです。(主人公”ぽって”とほぼ完全に生活圏一致していたわたしも思わず巡礼(笑))
この日は『憧憬の路』にあわせて『たまゆら』の声優さんイベントが近所のお寺の境内で行われ賑やかでした。ちなみに、このお寺(ウチの菩提寺でもあるんですが)その昔ヨーヨーチャンピョンがやってきてヨーヨー大会が開かれたりバンバンボールで遊んだりした場所でもあり、今こうしてこのような萌えイベントが開かれているのを眺めているとなんとも不思議な気持ちになってしまいます。
この日は県外からやってきた沢山の痛車達が街中で見られ、痛車大好きなわたしは思わずカメラを向けたくなってしまいました。また商店街ではコミケ限定だったグッズが売られ行列が出来てたり…ここで列の最後尾ボードを見ることになるとは。。。
めったに帰省しない(地元ではほぼ消息不明扱いになっているわたし)ということで夜は幼馴染の面々で集まって酒盛り。近況報告に始まって、最近あった面白いこと、音楽、ミリタリー、ゲーム・特撮などの思い出話、最近の深夜アニメなどなど話は尽きず。別にみんなオタクというわけでもないのですが幼いころから一緒に遊んできた面子というのはほんとーに気の置けないものです。…こんな絵を描いていることはナイショですが(クラスのみんなにはナイショだよっ♪)。
聞くところによると、ご当地アニメ効果はすごいらしく特に作中に出てくるカフェとお好み焼き屋さんはこれまた行列が出来るほど繁盛しているらしい。観光に来る人も増えてゴーストタウンと化していた町も少しは活気がでてきたとか。ふるさとの町がそのままアニメになっているーなんて嬉し過ぎたりもします。反面、賑やかになった場所とそうでない場所の明暗もはっきりしているみたいでいろいろとあるみたい。作中でどこを登場させるかっていうことにクリエイティブな面以外の作為はないのだろうけどアニメやファンや地元の明暗いずれの関係者の顔も見えているわたしとしてはちょっと複雑な気持ち。
楽しい時間でついつい終電逃してしまい、パジャマ姿のままハチロク(パンダトレノ)で迎えにきていただいた奥さんすみませんでしたッ!