マウンテン・オブ・フェイス

いつまでたっても辿り着けない風神録より八坂 神奈子。
お絵ちゃに着色です。なんちゅーコスか!と思ってたけど描いてるうちに愛着わいて来たかもw
echa20120827_kanako.jpg ちなみに固定弾幕マウンテン・オブ・フェイスについてはこちらを参照。

昔から本屋さんでSFマガジンと並びよく目にしていたミステリマガジン。

最近ふとしたことからこのミステリマガジンを手にとってみた。そのとき判ったことだけど・・・いままでミステリちょっと誤解してた。よく考えてみると当たり前のことなのだが探偵小説ばかりがミステリーではないのだ。ホラー小説や幻想小説もどっちかというとミステリだったりする。というかどっちかというと好きなお話だ。

ちなみに最近のふとしたことというのはお気に入りで見ている『氷菓』というアニメの影響だったりする。『氷菓』はラノベというジャンルからはちょっとはみ出していて・・・うーん、なんというかその・・・そ、そう!ライトミステリなのだ。
別に探偵が出てくるわけでもないが高校生という日常生活のなかに現れるちょっとした謎を解いてゆくとかそんなお話で、そのお話が存外に面白くそれでミステリジャンルに興味を持ってみたわけで決して千反田さんではなくて。

ミステリ小説!とんだ死角だった。

図書館でミステリ小説の書き方みたいな本を借りてみた!『ミステリを書く!10のステップ』。方法論としては他の小説指南の本とだいたい同じなのだけれどSF小説を書く!とかシナリオ教本などよりも技術論は結構具体的で現実的だ。空想科学小説とは違うな・・・さすがだ。
いくつかの技術論に交えてあーなるほど!と思えるコラムが挟み込んである。このコラム「妄想に生き妄想に死ね」にはココロに響く言葉が並んでいた。”作り手に必要なのは強さ、これは書く世界という別の現実を作り出しその世界に没入する能力であり、別の世界とは自分一人だけの、だれも入ってこない世界、そしてそれ故絶対的に孤独な場所である。”・・・妄想とは孤独・・・なるほど・・・!

H.P.ラヴクラフトのすごいところは蛸邪神のアイディアを自分ひとりの妄想にしなかった点だと思う。ダーレスらの功績も決して少なくない。いうなれば邪神の設定をベースとして数多の二次創作を許可した、というところだろう。古くは本当の神話や逸話、伝承などがそうだったように。まさに共同幻想!
反面こうした妄想を内にためつつ、ひたすら孤独と戦いながら世界を創造し続ける創作家も在野には沢山いるんではないだろうか。同人作家っていうのがあるぐらいなのだから、人知れず創作したりするそういう人を発掘してせっせと本を出す同人編集者っていうのが現れてもいいのかもしれない。

とが思いつつもついつい絵チャってしまう日々であった。
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