Operation Super Hammer
ロイス・キャルバルディの愛車プリムス・ロードランナーは440 six pack。
欧州の貴族の間で魔法科学によって蘇ったビンテージカーによるグランド・ツーリングやクロスロードなどの小洒落たカームーブメントが静かなブームとなっていた頃、北アメリカ大陸ではマジックミサイルレースと呼ばれる魔法自動車の大陸横断非合法レース(アメリカ東海岸のコネチカット州ダリーンから西海岸のカリフォルニア州ロサンゼルス郊外にあるレドンドビーチまで)が開催されていた。
中世から世界中の富を蓄え世界を操る欧州系の国際資本と比べて新興国アメリカでは比較的新参といえる大富豪が誕生していた。影のマジックミサイルレース開催者キャルバルディ家も開拓期から運輸で財を成した大富豪の一族であった。開拓期その荒野では、先住民族はもとより西部に棲息していた古代アメリカの精霊や間接的には古き神々との呪術戦が繰り広げられ、欧州での権力闘争に破れ海を渡って大陸に落ち延びた魔法使い達が暗躍した。その過程で新大陸で発見される今だ人知に触れていない古の技を取り込みアメリカの魔法使いの技は独自の進化を遂げてゆく。
キャルバルディはそういった魔法使いの生き残りで数少ない成功者といえよう。
レースのコースは開拓期の記憶をなぞっている。勝者には希少なアーティファクトと莫大な賞金が用意されているが、(あまり知られていないが)キャルバルディ本人も参加している。レースは市販車であることが条件となっており、参加者にはスタート時に互いの位置が解る魔法のブレスレットを与えられる(ブレスレットの魔法を無効化した時点で失格する)。レース中はライバルとの殺し合いも容認されるルール無用のデスマッチであり身分を隠して参加するものも多い。また、必然的にカーバトルはエンチャントが基本となるため世界的に有名なエンチャンターが集うことでも有名だ。
今年、4年ぶりに開催されることとなったマジックミサイルレースに無名の魔法少女がエントリーする。モーテルのバーで安酒をあおるロイスに届いた知らせによるとリィルミガンの最深部に挑み生還したという噂の魔法少女らしい・・・という妄想。
格式高いスーパービンテージカーもいいけれどマッスルカーもいいよね!バラクーダとか。とゆーわけでまんまキャノンボールですが…キャノンボールといえば2がビューティフルドリーマーと同時上映していた、という思い出。昔はマッスルカーが登場するすさんだアメリカ映画がたくさんあったような気がするけれど最近はああいうのは作られていないのかな。ワイスピとかは好きだけれど。
最近、平日の夜にライブに行ったりお仕事で外出したり尾道に日帰りしたり難波でモツ鍋食べたりとあわただしい毎日。ついついお酒を過ごしてしまい、休日に寝込んでしまいがち。おかげで変な夢をたくさん見る。
今朝の夢は、有名な心霊スポットにパーティを組んで乗り込むという夢。廃校のような場所で計測器を使って科学的に調査するのかを思いきや超常の力を使って怪異を退けるというものだった。ビデオで撮影すると、人が別人になって撮影される。ファインダーを覗いていると、その別人が話しかけてくるとか、そんなシーンが印象に残ってたり。
話は変わって変わって。
生きてるうちに実現しないのではと思っていた量子コンピュータだが、既に商用コンピュータとして出荷されてた。カナダのD-Wave Systemsが2011年に発表しているD-Wave。いわゆる量子ゲート方式ではないのだけれど量子もつれの状態を利用する素子っていうのがすごい(超伝導で動作する)。どんなにすごいかっていうと、発表は2011年なのに騒ぎになるのが最近になって、っていうぐらいすごい!ちょっと突如世の中に現れて(いきなり商用だし)みんな信じられなかったっていう話。GoogleやNASAが購入するということでNewsになった模様。それにしてもいきなりこんなのが出てくるなんて、タイムマシンに乗って未来から来た人が技術を…とか宇宙人が技術を…みたいなオカルトについつい耳を傾けちゃうよね。
先日もIntelが量子ゲート方式の量子コンピュータ開発に投資するとかニュースが飛び交ったりと、にわかに現実感を帯びてきたカンタムコンピューティングなのでした。