murmur – chant – pray – invoke

b191エーゲ海に浮かぶ小さな島リィルミガン。中世から続く欧州の富裕層が所有するこの島は永い間開発されないまま歴史に取り残されていたが、近年の調査により古代の遺跡が発見される。中世期にかなり手が入れられていると見られるその遺跡は紀元前に遡る古いもので、城郭跡の地下から地下数百メートル、島の地下にどっぷりと広がる形で巨大かつ複雑な構造を有していた。それは正に地下迷宮。遺跡の中には古くは紀元前から残される貴重なアーティファクトが残されていたが、地下迷宮を根城として生息する魔獣や怪物、悪魔的な名状しがたき存在によって調査は遅々として進まなかった。島のいい伝えによると地下迷宮の最深部はこの世ではない異世界(地獄)に通じているという。また、暗黒時代には魔術師や錬金術師達の実験場として使い込まれたらしく、魔法的な仕掛けや生物も犇きあっていた。

進展しない遺跡調査に頭を抱えた関係者は、国際探索者協会に遺跡を含めたリィルミガン島の開発維持管理運営を委託する。国際探索者協会はロンドンに本部を持ち世界中に支部を置く奇跡探索者の組合であり、数多の古代遺構を暴き出したトレジャーハンターや魔法を操り超常事件を解決する世界的に有名なゴーストハンターなどの探索者が属している。
協会は遺跡の入り口を管理し地下迷宮探索に必要な施設、宿屋、酒場、寺院、武器屋、ボッタクル商店を街として整備し古代の財宝に挑む探索者に向けてこのリィルミガンの大迷宮を大々的に売り出した。文字通り世界最大級のダンジョン誕生である(ただし非合法)。

一攫千金を狙う駆け出しの山師や腕試し、名誉を目的とした探索者が世界中から集まる。勿論常に死と隣り合わせの危険を伴う。日夜を問わずダンジョンに挑戦する探索者がガンガン死亡するため、現在は十三階より先の階層はライセンス制となった。
世界中の探索者が集う場、ということで情報交換の盛んな場所でもある。ホテルのラウンジで特Aクラスの探索者たちが旧交を温めている姿もちらほらと。

そんなある日、突如現われた年端も行かぬ少女が最深部に挑むという、リィルミガンに現われた無名の魔法少女・・・という妄想

ダンジョンという単語にはじめて触れたのは光栄(KOEI)の”ダンジョン”というPC8001のゲームが最初でした。はじめてプレイするRPGなのですが当時はまだそんな概念もなくマップを動き回りモンスターを斃し街で休みまた出かける…という衝撃的なゲームの内容に感動するばかり…広大な地下迷宮もマップを作成しながら遊んできたことを思い出します。残念ながらエルドラドの入り口にはたどりつけませんでしたが。今ではゲームをする時間もありません(というかしばらく中断してしまうと、自分が何者でどこで何をしようとしていたのか忘れてしまう…org)。そのうち、また、のんびりとゲームする時間を持ってみたい。

激しく暑かった夏ももう過ぎてしまい辺りは秋の気配。今は「ゼロの使い魔」最新刊を楽しみに待っています。

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動きを考えるのって面白い!

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