真夏の逆三角形

b187a1夏本番になるとどことなく気も漫ろになるのは子供の頃の夏休みの記憶がそうさせているのだろうか。

えーとえーと夏本番はちょっとすぎてしまったのかも知れませんね。蒸発しそうな暑さがここ二日ほど和らいでいるような気がします。それでも32度とか。・・・昔の真夏日ってこれぐらいの気温だったのか。32度がちょっと涼しく感じてしまうとわ。
当時は休みの間、小学校のプールが開放されていてちょくちょく泳ぎに行ってたような記憶があるけれど、最近はそういうのはやってないのかな?いろいろ問題があったのかな?

昔はこうだったとか今はこうだったとかあるけれど、世の中や社会の仕組みは多少進化してもヒトは先天的に知識や意識を持って生まれてくるわけではないから、未来に向かってそういうギャップってどんどん広がってゆくのだろうか。過去の知識や叡智を踏襲しつつ新しいものを積み上げてゆくうちに「そんな小難しいこといわれてもわかんねーよ。俺らやりたいように生きてやるぜ!」などという集団が出現して文明を滅ぼしてしまうのではないだろうか。中東の某過激集団を見ているとそんな世界の反動みたいなものを感じる。

少し穿った考え方をすると、産業革命以降機械の力によって飛躍的に生産力を高めた近代文明人は朝から晩まで働き続けなくても衣食に困ることはなくなった→自由になった時間を文化的な活動に使うことでさらに世の中を豊かにする→が、しかし一部はそういう方向に能力が伸びず暇をもてあまし病む→世の中が便利すぎるのが異常!文明をすてよう!・・・的な。

…著しく話がそれてしまったが、そういう夏独特のわくわく感に踊らされてしばらく東京に行ってきた。東京に住んでいる人は気付かないかもしれないが、東京には都会が持つ独特の雰囲気というか熱気というものがある。人がたくさんいる、というだけで地方から考えると非日常的な光景なのだ。また無数にお店が並んでいる、というのも非日常、地方には人もいないのでお店も少ない。大阪、名古屋など他の都市部と比べても東京は別次元なのであった。(ニューヨークに行った人が話していたが、あそこはとてもエネルギッシュであそこにいる人たちはみな常に”生きている、生きるために戦っている“と話していた。きっとハリウッド映画のような世界なのだろう。フロリダしか行ったことないからわからんけど)

東京国立博物館では『クレオパトラとエジプトの王妃展』というのをやっていてついでに観に行った。エジプト展っていうのは過去何度も観に行ったし大英博物館でも結構見ているのだけれど、この展示では”古代エジプトの女性”というのが一つのテーマ。一説によるとさまざまな歴史に連なる多くの宗教社会では女性の権威が卑下されているといわれているけれど、古代エジプトではそれほどでもなく、女王や”アメンの神妻”と呼ばれた純潔で高貴な巫女が権威を持っていたらしい。どうせ王宮や神殿は権力闘争の渦だったのだろうけれど、その周囲にいた人たちの様子も伝わるような展示。古代エジプトの時の女性達にスポットを当てての展示は結構面白い。実際に執政するのはともかく、精神的支柱として可愛い女の子が存在する社会、というのはありかも。

ホワイトハウス…はともかく、皇居あたりに円盤が着陸して中から数名の美少女が現れてマスコミや政府関係者を前に「けっこ…じゃなくて帰化することを前提として地球人さんとお付き合いさせてくださいッ!」と宣言、その後学校に編入て普通の生活を体験したりとかそういうマンガみたいな出来事はないものか、という妄想。b185a

あと都内の有名建造物ということで「虎ノ門ヒルズ」にも行ってみる。豪華なエントランスや充実した意識高いショップなどバブリーすぎるきらいもあるが、お弁当やバル、ステーキ屋などおしゃれでお手ごろな値段で楽しめる(上階はホテル)。しかし一体どんな人たちがここに住んだり働いているのだろう…。あと、東京駅は八重洲口の風景が一変していた。東京オリンピックもあるし、東京もまだまだいろいろ変わってゆくのだろう…それにしても暑かった。

あと今回初めてビックサイトのあの逆三角形の中に入った。レストランもあるが、基本は会議室、どうしてこんな場所に会議室なのだろう…天空会議室なんてちょっと語呂がよくないかも。

…あと「艦これ」ラフ集的な何か。

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