チルソナイトとバラニウム
空想金属、かっちょいいですよね!
しかし本文は空想金属とは関係ありません。
ちょっと遅めの夏休みということで10月のはじめに東京旅行に行ってきた。バッチリ台風も来てて、相変わらず天気運ない。。。まだ一度も行ったことがなかった横須賀と東京スカイツリーが目当てだったのだけれど横須賀米軍基地の太平洋艦隊は台風の被害を避けるため出向してて軍港はすっからかんという有様。唯一ブルー・リッジ(アメリカ海軍の揚陸指揮艦で横須賀基地の第七艦隊旗艦)だけ拝むことができた。
米軍基地の町ということでフェンスで囲まれた基地敷地やゲートなどそれっぽい。また街中も米軍向けのお店なのかすこし海外の町っぽい雰囲気もある。基地のある町、などと書くとなにやら物語が始まりそうな感じがしてどきどきしてしまう。
横須賀には海自の基地もある。かろうじてむらさめ型護衛艦101(むらさめ)、107(いかづち)などを見ることができた。今回”横須賀軍港めぐり”(割と人気なのか週末は予約したほうがよいらしい。横鎮の提督さんには聖地めぐり?)という軍港を一回りする船を利用させていただいたのだけれど、これがなかなかよかった。45分ぐらいの周遊中にずっと解説があるのだけど判りやすくて面白い。
むらさめ型護衛艦は第三世代ということもあって子供の頃(よく考えてみると大昔だよね・・・)乗せてもらった護衛艦とはちょっと印象が違う。電子戦装備もNOLQ-3搭載、マストがすごい!シルエットもステルスを考慮した幾何学的なものとなり、後部にはヘリ格納庫も持っている(ちょうど出航間近だったらしくレーダーは回転し格納庫の扉も全開だった)。
ここ(横須賀港)から鎌倉を攻撃可能で的を外さないとか、他の艦なら富士山までが(的をはずさないで)攻撃可能範囲なのだ、という説明を聞くとなかなかにリアリティがある。新世代のOYQ-9戦術情報処理装置の威力なの?計算機は32ビット主基と16ビット補基らしいけど。(32ビットCPUはMC68060らしいので私でもソフトかけるよw)
余談ながら海軍戦術情報システム(NTDS)っていうのは艦の兵装統合と艦隊との情報リンクという大まかに二つの役割を持っている。各艦が捕捉した情報を統合し戦況をモデル化するぐらいのことはやってくれるわけだ。
あの艦が湾岸戦争で、とか、紛争地域へ派遣された、とか海賊対応で活躍、などという説明を聞くにつれてつくづく現実を感じさせられる。未だ戦争のない世界など過去一度たりとも実現されておらず、こうして基地のフェンスの向こう側では延々と戦争(と抑止力戦)が続いている、という現実。。。
軍港めぐりのガイドからはしきりに(出航中の)ジョージ・ワシントンのスケールについて説明してくれるのだが実物がないのでは仕方がない。原子力空母見たかったなぁ。。。
なお、平日だというのに軍港めぐりの船にギャルのグループが同船。
「デカッ!?ヤバイ!いかづちちょーかっけー!ヤバイ!」「潜水艦なに!?ちょーすげー!秘密?すげー!」「フェーズドアレイ?なにそれマジすげーんですけど!?」・・・想像に反して始終テンション高くて見たもの聞いたものに素直な反応してはしゃいでる姿がすげー可愛い・・・女子はミリタリー嫌いなんじゃないの!?
あと、一時間ぐらい並んで登った東京スカイツリーもよかったのだけれど(450㍍の展望台のトイレが勿論ウォシュレットでキレイ。ここまで水道ひいてんのか・・・)台風一過の日に行った六本木ヒルズの展望スカイデッキがよかった。スカイツリーは勿論ガラス越しの展望なのだけれど、六本木ヒルズのスカイデッキは文字通りビルの屋上。真ん中にヘリポートがあってマジで厨二アニメに出てくるような高層屋上で迫力満点だ。風もビュービュー吹いて下界の景色や夜景のネオンの光が空気の層で揺らいでいるのが判るってゆーほどにはダイナミック。森美術館なんて格調高そう・・・って思ってたけど行ってよかったかも。なんていうか創造力刺激する。
今年は海外行けなかったけど、来日した欧州の人と休日京都の寺を回ったり神戸に行ったり、あるいは名古屋のライブ行ったり明治村行ったり大阪で食べ歩きしたり、思えばいろいろ楽しんでるかもしらん。
来年あたりはドイツ(軍港キールにいってビスマルクを食べよう!w)にでも行ってみたいなー。