ゴチックの銀翼

b149e2015年になっても私は厨二全開・・・厨二式とでも呼びたい(てゆーか呼べ)。

気が付くと!まったく!お正月っぽくない絵になってしまったが、脳内では割と豪華な面子。幻影都市サマルカンドの中央に聳える塔に納められた亜鉛図書館における北の面々(いずれもザンゲちゃんより序列上位に位する魔法使い)。

b151トーヤのブルーミーニングのレコードジャケット絵。欧州の城らしきところでメイドさんが縛られているデザイン。好きなレコードなのだけれど、こういうデザインは特に好き。古い建築物と女の子っていうモチーフへの傾倒はこの辺から始まっているのかも知れません。ゴシックかもね。

こんなにもゴシックロマンスに憧れつつも実はゴシック小説を読み漁ってはいない。『オトラント城奇譚』も未読。そもそもゴシック小説って何だろう?

Wikipediaには『ゴシック小説(ゴシックしょうせつ)とは18世紀末から19世紀初頭にかけて流行した神秘的、幻想的な小説』とあり、『今日のSF小説やホラー小説の源流とも言われる。』ともある。

ゴシック小説定番のモチーフは、怪奇現象、宿命、古城・古い館、廃墟、幽霊ということだが日本の怪談もゴシックホラーなのか、というとそうでもない。古い城は欧州でなければならないようだ。ポーの作品ゴシック風と呼ばれることもあるようだが、(幻想文学の一部の識者からは評判の悪い)ラヴクラフトの小説はコズミックホラーということで違うようだ。・・・今すごいことに気がついたがラヴクラフトの小説にはロマンスの要素は、ない。恋愛は身近な神秘の一つでもあるというのに。

人々の創造力をかき立てる要素を配し神秘や謎の脅威に怯え逃げ惑いあるいは時に立ち向かう。科学が魔法と区別のつかなかった世紀に連なるこうした創作の系譜は想像に難くない。ということは科学と魔法の区別がついている今、SFはどこに向かっているのだろう。想定科学か。

何はともあれ趣味的な趣向の系譜を紐解く作業はそれなりに心地よい。ゴシックを愛するのに理由はいらないしむしろ自然とさえ思える。

話は変わって変わって。

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気が付くとお正月も終わってしまい再び多忙を極める毎日に。「戻ってく」って書いちゃうとなんだかヒトとしての形を解除されて思考する機械というが有機部品となって時間と空間から隔絶された『装置』を駆動する毎日なのではないかと妄想してしまう。ちゃんと好きなことやれてるか私、って問い続けるのも大切大切。

発売日に届いたまま積んでた『楽園追放』も観た。こう見えてもポリゴン(3D)大好きなワタシなのだ。一部の界隈で人気のバルザックは果たしてぬるぬると動く。3Dとかそういう意識を忘れて空間を生かしたシーンがやはり面白い。
くぎゅが「こんのぉぉぉぉおおおお!」と叫びながら前にせり出してくシーンなどもそれでこういう見せ方もならでは、なのだがここは3Dとは思えないような顔芸が素晴らしい。アーハンっていうガジェットも楽しいけれど、浅井真紀さんがヒロインのスカルプチャーデザインっていうのが未来ですよね!(好きな造形師さんの作品がアニメに登場するという事象)

絵を描いたりアニメ見たり本読んだり時には旅行に行ったりして今年も過ごす所存です。

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