Filletter Tristan
三枚おろし。英語ではFilletってゆーらしい。
ようやく時差ぼけも治ってきたので落書きしながら過ごす毎日。パンツ絵多いのは気のせい。奇妙なことに相変わらずトランジットで乗り換えに失敗する夢を毎晩見てる。よっぽど衝撃的だったのか。そういえばお酒以外で想定外のお泊りという経験はあんまりないかも。
さて、先日のロンドン旅行では幾つかのお墓を巡ってきたわけだがそのうちの一つ、地下墓地について。教会堂やお城の床下に造られた石造りの墓所っていうのが海外にはポピュラーに存在する。クリプト(crypt)って呼ばれてるらしい。今回はじめて知った(地下聖堂と訳されてる)。カタコンベとの違いが良くわからないが埋葬される対象が高貴な人とそれ以外とか、そういう違いなのかもしれない。クリプトの床にはところどころに墓石と思われる碑文を彫った石版が埋め込まれておりこの下に死者が葬られている。石棺というか廟というかそういうものが安置してあったりもする。
余談だが廟といえばマウソレウム(mausoleum)という単語の語源となっているマウソロス霊廟(ハリカルナッソスの霊廟)はフィロン世界の七不思議のひとつなのだけれど、この一部が大英博物館に残っている。
このクリプト、大きな・・・というかにぎやかな教会や大聖堂では一般に開放されている。てゆーかその中にカフェやレストランが出来ちゃってて気軽に見学できちゃったりする。気がつくと墓石の上に椅子が乗っかっててその上でお茶してたりするんだから不思議っていうか西洋人の故人(というかお墓)に対する価値観は良くわからない。墓地も公園になってたりしてピクニックに来たりする場所みたい。
ロンドンに住んでいる人はよく”この街で道を歩いている人の半分は幽霊だよ“なーんて言ってるけどあながち冗談じゃないのかも知れない。数百年の時を刻む石の街自体、わたし達からみたら幽霊みたいな存在だ。
グレーターロンドンを形成するシティと32の特別区、その行政区分は中世から続く古い古い成り立ちを持つ複雑怪奇な構造社会。古より幽ろな存在のコミュニティが深くその地に根ざしていてもちっともおかしくない。未解決の都市型猟奇事件が頻発する街でもあるし。
フィンズパーク近くの住宅街を歩いていたとき、その家の住人であろう若い人が修繕なのかレンガを積んで漆喰をこねて塗っていた。すごいなぁ、こーやってDIYで古い町が残されていくんだなぁ。
話は変わって変わって。
ちょっとサボるとすぐに描けなくなるお絵かき。
自由自在にキャラを動かせる人ってどうなっているんだろう?
最近はアニメでもキャラ3Dのモノが増えてきた。キルラキルみたいに気合の入った動画はコンピュータにはまだまだ無理だけどそういう有名な原画・動画さんをエミュレートできる世界もやってくるだろう(金田伊功エフェクトとか・・・)。そのうち作画崩壊っていうのも死語になるのだろうか。
やがて脳内補完機もパーソナル化されて、みんながそれぞれ好みの仮想スタッフを集めて漫画やアニメやゲームや小説を堪能できる時代も。そうなると読者に残される最後の感性は”妄想力”だけになる!なる!