すごいわ!ラプターは本当にあったんだ♪
SAR偵察衛星ラクロスを見上げる伏姫鶫。Raptorと一緒に記念撮影。ねぇ!超えて見せてよ、プラントル・グロワート・シンギュラリティ。
一昔はよく見られた戦闘機と一緒に飛ぶ女子高生というモチーフはどこに行ってしまったのだろう。てゆーか、ただ戦闘機描きたかったんだろうなー。
彼女たちが、超音速で移動するのは地上付近では大変かもしれない。高高度まで上がれば音速の壁を越えてゆけるだろう。移動速度が光の速度に近づくにつれて、彼女たちの時間と地球の時間との間に時差が生まれる。光速の90%で大体、時間の流れが半分になるが、大気圏内でそんな速度を出してしまうと周囲の大気がプラズマ化して発生したガンマ線が空気分子と衝突し、コプトン効果で地表に電磁パルスが降り注ぐことになるだろう。多くの電子機器はスパークして故障してしまうかも知れない。そのままの速度で地球を周回するならばコレが長時間続くことになり、地表は電子レンジ状態になってしまう。そもそも、人一人分の質量が光速度で円運動できるかも怪しい。
物理的な移動とは別にテレポーテーションという移動手段もある。量子情報の転送によるものと考えられるが、転送時間はゼロ。情報の移動というよりは、鏡像と考えるべきなのかもしれない。
超感覚というぐらいだから、可視外の光線、電波・電磁波・宇宙線なんかもちょっとした”ざわめき声”のようにみえているに違いない。ラプターのアビオニクスとIFDLでおしゃべりしちゃったりするのだろう。レーダーの機影にハートマークとか。
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気が付くと外めっさ寒くなってる。
市立図書館と違ってたくさんの蔵書がありそう、ということで週末は県立図書館に出かけてみた。こちらも比較的近所にある。郊外の山の中に森林公園と共にあり、なかなか雰囲気がある。
子供のころは近所の図書館に通っていた。当時は自分で本を買ったりできるお金もなく、読む本はもっぱら図書館の本ばかり。SF小説や大判の絵の本などが主だったが、遺跡探検のノンフィクションや戦記ものもよく読んでいたっけ。お気に入りは20世紀の科学技術という、数十年前の最新技術が百科事典みたいになっているシリーズ。早稲田大学の二足歩行ロボットとか、コンピュータとか、そんなものが取り上げられていたように思う。
そんな昔に目にしたちょっとレトロな懐かしい本にお目にかかれるかもしれない。とか、そんな思いもあった。
県立というだけあって、さすがに多くの本がそろっている。雑誌なども貸し出されていて調べものにも便利。早速、片っ端から書架を眺めてまわってみる。・・・が、しかし、そういった昔目にした本はほとんど見つけることが出来なかった。当然といえば当然なのだけれど、いままで本屋さんで見かけてきたいろんな本がけっこう置いてある。そういった本はわたしにとっては新しい本であり、図書館にあることに違和感を感じた。・・・違和感。そうか、と気づいた。わたしは、心のどこかに、”図書館には本屋には置いていない昔の本が並べられている”という固定観念を持っていたのかもしれない。
早川の青背のコーナーに行ってみると、ひと桁、ふた桁の本は一冊もない。みな、新刊として本屋に並んでいた頃を知っている本ばかりだ。こんなに本がたくさんあるのに、世の中にはかくも沢山本があるものだなあ。
帰り道に市立図書館にもよってみる。そこで、岩崎書店のSF名作コレクションを見つけた。当時は『SF少年文庫』だったものの復刻版。このシリーズは結構繰り返し読んでいた様に思う。今はあまり聞かないがジュヴナイルSFというジャンル(いまはラノベ?)。物語はもはや忘れてしまっているけど、この本の中に、今(サイカノ)につながる何かがあるような気がした。
ちょっと離れているけど、国会図書館っていうのもあるみたい。車でなら行って来れそうなので、そのうちに行ってみることにしよう!そうしよう!
とわたしは想う、考える。