学園帝國デウス・エクス・マキーナ:その1

漫然と描いててもいけないので、シリーズ展開を意識しながら描く。擬人化シリーズもそのうちの一つだけど、この『学園帝國』もそんなシリーズの一つ。 限りなく脳内なストーリィはちょっとおいて置くとして、簡単には巨大な学園にてその覇権を争うために群雄割拠してるとか、そんなの。

学園帝國(EmpireOfTheAcademy’Deus Ex Machina’)

学園帝國デウス・エキス・マキーナ…そこは学園が支配する帝國世界。十方虚空!縦横無尽!学生たちは広大な学園帝國にてその覇権を争うため群雄割拠していた。

生徒会長(Student Council President)

生徒会長学園帝國デウス・エクス・マキーナの現生徒会長。
生徒会長は基本的に7つに分けられた校区ごとに予備選挙が行われ、各校区の代表がグラディウスと呼ばれる競技によって雌雄を決し選定される。

 いうまでもなく心・技・体ともに優れた生徒であり、生徒会運営の全権を掌握する重要なポストである。ちなみに学園でグラディウスと呼ばれている競技は剣闘によるデスマッチである。学園の中央に存在する火口湖のほぼ真ん中に位置する小さな無人の島アルカトラスに選出された7名の代表が降り立ち、日没までに生き残ったものが生徒会長となる資格を得る。

現生徒会長はストームブリンガーと呼ぶブロードソードの使い手と噂されるがその腕前を見たものはいない。

ちなみにスカートは常時履いているので、念のため。

風紀委員長(The discipline)

風紀委員長絶大な地位と権力を誇る生徒会も学園の全てにおいて万能というわけではない。『風紀』の存在である。
学園の法の番人として存在する『風紀』はOBからなる賢者査問会の存在をそのバックボーンとし、学園内にはびこる不正と不実に対して正義の鉄槌を下す。神聖不可侵にして絶対の法「十戒」をその行動原則とし、生徒会を前にしてもその権威にはゆるぎない。
ただ、その性質ゆえに積極的な行動に出ることは少ない。法のみに殉じ学内では唯一何者にも属さぬ中立を守る。 風紀委員はその一風変わったコスが眼を引くが、これは別に視覚誘導を狙ってのことではなく単なる趣味である。

現風紀委員長はその類稀なる天然さにより学内に知られているが、その戦闘力もまた学内で並ぶものもいないとされる。

ツインテール番長(FieldHead’TwinTail’)

ついんている番長 生徒会予備選には一定の資格が必要である。学力もその一つであり、ゆえに権力を欲しかつ学力のないものは必然的にオチこぼれる。ただし学がなくても力あるものが徒党をくみ、生徒会への反抗運動を地下活動で繰り広げる。配給品の横流しや闇商品の販売、御禁制の品々の裏流通などがそれらを下支えする。その性質上、反抗勢力の多くは「風紀」や生徒会の「自治」との抗争に明け暮れることなり、必然的に戦闘集団を擁することになる。
反抗集団の多くは(生き残りのため)戦闘集団を自内で組織化することを避け、学内で「在野」と呼ばれる力あるが向上心のない偏屈な生徒たちから戦闘力の支援を得る結果となった。

「番長」グループはそういった「自治」に従わぬ在野生徒たちの頭目であり、なかでも有力な番長はコードネームで呼ばれることが多い。

「ツインテール。」は彼女のコードネームであり(ゆえに彼女のクラスにはほかにツインテールにしている女生徒はいない(というか、みんなやめた)のだが)その無頼漢ぶりは7つの校区に響き渡るほどである。
返り血で赤く染まる、といわれたその両の袖からは”炎掌”と呼ばれる炎のパンチが繰り出される。その両の手から立ち上る炎の軌跡が夜目に二条の尾のように見えたことからそのコードネームが付けられている。

決して胸が小さくて予備選に敗戦したとか、ちびっこだったからとか、そーゆーのが理由でグレたとかそんなのではない。決して。。。

 

校庭君主(ground monarch)

校庭君主 学園全土が生徒会の支配下に置かれているとはいえ、その組織全てが縦割りかというとそうではない。「緩やかな対立」と我らが図書委員長が口にするいくつかの下部組織とその自治が学園には存在する。「部会」と呼ばれるクラブを統括する組織もその一つである。なかでも右(体育会系)左(文化系)の二派に分かれており右派の頭目とも言うべき長がこの”校庭君主”である。

数年前まで、体育会系の放課後は文字通り血みどろの戦場と化していた。大小48あるグラウンドと50を越える体育館およびクラブ棟、またその周辺施設など学園共有の財産ともいうべきその施設の利用権は正に力と暴力の支配する世界と化していた。シャワー室の優先権や清掃責任などを巡り連綿と戦いの歴史が積み重ねられ、OBたちが「百年戦争」と呼ぶほどにわけのわからない状態が続いていた。これは実は歴代生徒会のもくろむところでもあり、生徒たちが反目の構図を保つことでその力の分散を図っていたのだともいわれる。

その暗黒時代のなかで、一人の少女がその永き戦争に終止符を打ったのだ。“聖剣”と呼ばれる魔法の剣を携えて広大な校庭を制定した君主は後に”校庭君主”と呼ばれる。(初代は”始校庭”と呼ばれた) 彼女は聖剣を受け継ぎ校庭君主に就任した3代目にあたり、部会を統括する権限をもつ。
だがこの”聖剣”の正当性を生徒会は正式に認めておらず、この校庭君主制度に対して生徒会法廷反逆罪を適応すべきという声が近年内部で高まっている。

なお、彼女がいったい何部なのかは、聞かないでいただきたい。。。

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