ブランコ娘♪

いつまでも♪

たぶん今年最後のイラストお題絵”ブランコ娘”ハート♪

 公園に遊具は数あるけれど、わたしはこのブランコが大好きです。子供の頃、近所の公園に遊びに行っては、陽が落ちて真っ暗になるまでよくブランコで遊んでいました。

 周りの友達はだいたい5時ぐらいになるとご飯ということで家に帰ってしまってましたが、おりしも高度成長時代、モーレツ社員(?)の父をもつ我が家の夕食は夜遅く、大体毎日9時過ぎに夕食でした。みんなが家に帰ってしまったあとも、薄暗い公園で一人でブランコで遊んでたことを、いまでもよく思い出します。

 座り漕ぎ、立ち漕ぎはもとより、逆さ漕ぎ、横漕ぎなどいろんな乗り方があります。
あとは座り漕ぎのままブランコからとんで飛翔距離を争うとか、ブランコにのったまま靴を飛ばしてその飛距離を争うといったいろいろな遊び方がありました。
ブランコ板をプロペラゴム動力飛行機のようにぐるぐる回転させて回転乗りしたり、脚で地を蹴らないで止まった状態からブランコを漕ぐとかいった、いろんな楽しみ方があります。あんまり思いっきり漕ぐと、ブランコを支えている支柱がばったんばったんと跳ねて怖かった。雨が降ったあとはすぐ下に水溜りが出来てて、それがまたスリリングで面白かった。ブランコの鎖がちょっと錆びてて遊んだあとは手に鉄の匂いが染み付いてたり。

 そうそう、上級生がブランコで一回転して怪我をしたとかいう話を聞いたこともありました。さすがにそんなことはやってませんが、遊び方は地方によっていろいろあるのかもしれませんね☆

 今はどうなのか知りませんが、昼間公園に行くと近所の子供の間で遊具の取り合いになったりすることがよくありました。年上年下入り乱れてけんかしたり、仲良くなったり、そんなのです。大体ガキ大将みたいな人がいて、暗黙のルールのもと、公園は統治されていたりします。さすがにタマ姉みたいなのはいませんでしたが(笑)

 夜の公園は昼間のそれとはちがい、少し不気味。騒がしかった分、静まり返ってるのが不自然で、不気味なオブジェのような遊具が妙に存在感があったり、そんななか昼間のみんなの残像のような影が時おり見えたりもする。そんなちょっとシュールでこわーい感じが、大好きだったりします。

 ブランコをみるとそんな子供の頃を思い出します。まるで、子供の頃の自分がすぐそこにいるかのように。。。

 

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